SSブログ

ジェラシー【情熱の国フィリピン】 [戯言]

夜中の1時に携帯電話が鳴っていたみたいなのですが、疲れ果てていた私は電話に出ることができずに夢と現を行ったりきたりしていました。3時ごろふと目が覚めて、テレビをつけてぼんやりしていたら3時半ごろテキストが届いたのです。おかげで目がすっかり冴えてしまい、こうしてブログを書いています。

テキストとは日本で言う携帯文字メール。こちらの人は通話料を節約するためか弁護士ですらテキストで用件を送ってくるんです。フィリピン人の友達はテキストで「私に電話して」なんてこともざら。

さて、3時半に届いたテキストは「私はTのガールフレンドです。なんであなたTにテキストしたの?」という内容。「T?二人知り合いいるけどどっち?どっちにしても二人ともテキストなんて今日してないけど?」と返信したけれど返事なし。自分がTさんの彼女だということを私にアピールしたので気が済んだ、というところでしょうか...(あなた1人だけじゃないのよ、と事実を教えてあげてちょっと意地悪しようかとも思いましたが、Tさんの命が危うくなりそうなのでやめておきました)。

こちらの女性は(男性も、かもしれませんが)本当にやきもち焼き。自分のスティディに異性から連絡があったらもういてもたってもいられないという感じです。以前もアメリカ人男性のダイビングの講習をしていた際翌日の予定をテキストして「じゃあ、明日会えるのを楽しみにしていますね」なんて送ったら速攻で奥さんから「ちょっと、あんた私のダンナに会うの楽しみってどういうこと?!」とお怒りのテキストが...。そんなに心配しなくてもあなたの旦那さんそんなにもてませんわよねぇ、って感じなのに(笑)。レンタカー(ハイヤー)を使いたくてドライバーに「明日の夜空いてる?」ってテキストしたときなんか、夜中に奥さんが家まで乗り込んできて「あんたどういうつもり?」なんて言われるし...(事情がわかったら平謝りしてましたが、夜中の2時ですよ...ふぅ)。

そんなわけで「他人のモノ」にはなるべく係わらないようにしている私ですが、このTさんはこちらで仕事をしている方でとても面倒見が良く、数日前も私にこちら在住の方を引き合わせてくださるとのことで3人でお食事をしたのでした。その時にお迎えの時間に遅れるという連絡をもらい「大丈夫よ、家の近くに来たら連絡してね」というテキストを送ったのを彼女が携帯にチェックを入れて発見したのでしょう。もし彼女が以前にも私が何度か彼に会ってお茶したりランチしたりしているのを知ったらきっと刃傷沙汰になること必至でしょう。もっとも彼女は携帯のメモリーの「Cecilia」という名前で私が若くて可愛いフィリピン人女性と勝手に想像しているだけで、会えば心配ないってことをわかってくれると思いますが。

まあ、これが初めてではないのでまたか、という感じでしたが、お互いがまったく異性として興味がない間柄なのにこういうことにまで神経を使って生活しなければならないのは本当に疲れます。

フィリピン人の奥さんを持つ日本人や白人の方の講習を何度もしていますが、講習中だろうと何だろうと一時間おきくらいにテキストや電話が来ます。返事をしなかったり、電話に出ないと、連絡が付くまで電話は鳴りっぱなし。「携帯の電源、切ってもらえませんか」というと「電話の電源が切れていたらそれこそ大変なんで勘弁してください」と皆口を揃えて言います。そのいじらしさ(?)がたまらなく可愛くて...とフィリピン人と結婚する日本人男性もいらっしゃるようですが、結婚した後はちょっと大変なようです。

南国、情熱の国フィリピンだなと、こんなことで感じている私なのでした。

★今日読みたい気分になった本★

フィリピンを舞台に繰り広げられる冒険ロマン。読んで「ありがち~」と何度もうなずいてしまいました。

 
スイート・ドラッグ

スイート・ドラッグ

  • 作者: 太田 靖之
  • 出版社/メーカー: 講談社
  • 発売日: 1996/11
  • メディア: 単行本

 


nice!(0)  コメント(1)  トラックバック(0) 
共通テーマ:旅行・地域(旧テーマ)

nice! 0

コメント 1

ごん

わかります!私も大家さんの息子さんに、(家の契約更新点検に)←この大事なところを省いてしまった。「いつ家に来ますか?」とTEXTして、夜中に彼女からバリバリのタガログ語で「あんな誰なの?マックは私のものなんだからね!」と電話がきたことがあります。彼女は日系2世なので、名前で日本人女性と判断したようですが、さすがに「友達です。」なんて返事に聞く耳持ちませんでした。フィリピン人女性の情熱もすごいですがこれをかいくぐって浮気する旦那さんもすごいですよね。
by ごん (2005-12-02 10:26) 

コメントを書く

お名前:[必須]
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

トラックバック 0

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。