島の子供達にお手伝いを頼みました [石けん&キャンドル作り]
私のお店では、ココナツの石けんとジェルキャンドルを作っています。もともと島の特産であるココナツオイルを使って何かできないかと考えたのがきっかけでした。石けんつくりを調べていくうちに石けんが環境にも優しいことを知り、これはいいということで石けんつくりを始め、100キロくらい作った後にお客様たちにもお分けするようになりました。現在は口コミで広がって空港のお土産物店やセブ島のダイビングショップを始め他の島でも置いてくださる方たちが広がっています。この売り上げは、セブの貧困家庭やそこに育つ子供達のために年に一回のクリスマスパーティとプレゼントのための資金に使われます。
今日からクリスマス休暇に入った子供達は、家にいてもすることがないようです。親と顔をあわせれば「自分の食い扶持くらい自分で稼いで来い」、「遊んでいる暇があったらお金を稼げ」と文句を言われる子供も少なくありません。私の仕事のパートナーであるラリーと奥さんのロリータの家は、村の中では少しはまともな暮らしをしているほうで、大きなテレビやDVDなどがあり、夜でも電気がついているので子供達の溜まり場になっています。
そこで、休みの間を利用して彼らに石けんつくりの手伝いをしてもらおうと考え付きました。といっても、石けんを作らせるのは無理なので石けんやキャンドルを入れる容器を作ってもらいます。今までは業者さんに頼んでいましたが、彼らにお金はもらうものではなく労働の対価として与えられるもの、というのを知ってもらういい機会だと思いましたし、その小銭で彼らの空腹が満たされるのならこんなに嬉しいことはありません。
ラリーに話をして、彼の家の裏を使わせてもらい、即席工房の出来上がりです。
ココナツの中身を使い、いらなくなった殻を市場から安く譲ってもらいます。まだ外側の繊維も、内側の実も付いています。それを丁寧にナイフでこそげ落とし、3種類のサンドペーパーを使って磨き上げ、乾燥させます。機械で削ったものには到底及びませんが、手作りの温かさが残る、味のある容器になります。
小さい子供は、大きな子に教わりながら仕上げていきます。子供達が手伝ってくれて仕上がった容器は、エンジェルマリンの店頭と、シーウォーカーでのみ取り扱い予定です。商品としてではなく、寄付をしていただいた方へのお礼として皆様にお配りする予定です。趣旨にご賛同いただける方はご協力よろしくお願いします。
こちらは参考写真(空港とエンジェルマリン限定で発売されているもの)です。
2005年11月30日以前のブログ「南の島のせしりあ日記」はこちらです。
はじめまして。セブ島にお住まいなんですね~
すこし戻ってブログを読ませていただきました。。
時間がなくなってしまったのでゆっくり感想がかけませんが
素晴らしいブログですね。では^^
by pot (2005-12-17 12:49)